批判的思考(クリティカルシンキング)を考える~小林秀雄から~

社会問題
この記事は約3分で読めます。

SNSを見ると、なんだか批判を誤解している人がいるな…と思ったので記事にしました

 この記事の結論は・・・

小林秀雄になろう!

となります

 そもそも批判ってなんだろう?

①物事の可否に検討を加え、評価・判定すること。 「学説-」 「 -を仰ぐ」
誤っている点やよくない点を指摘し、あげつらうこと。 「政府の外交方針を-する」   
※あげつらう:物事の理非、可否を論じ立てる。また、ささいな非などを取り立てて大げさに言う。

③ 〘哲〙 〔ドイツ Kritik〕 人間の知識や思想・行為などについて、その意味内容の成立する基礎を把握することにより、その起源・妥当性・限界などを明らかにすること。

 

ここから考えると、ネットで見る批判というのは②の考え方ですね・・・

誤っている点やよくない点を指摘し、あげつらう

誤っている点や良くない点を指摘するのは悪いことではありませんが、些細なことですら指摘します。

 一例をあげます

女性は男性より力が弱い

この批判が・・・

男性より力が強い女性もいる

女性の定義づけをおろそかにしてしまうとこういわれてしまいます。

フェミニズムについて考える~アベプラを見て~
最近、youtubeで上の動画を見てフェミニズムについて自分の考えを書きたくなったので記事にしました。 OWABLOG 女性差別をしたことも、見たことも(実際は無意識のうちに不快な思いをさせたことがあるか...

上の記事では女性の定義を「ここでの差別の対象(女性など)は個々の事例を指すのではなく、あくまで「一般的」にとらえたものとします」と書きました。

こういった、些細な点を突いた罵り合いが世の中に満ちています。

※この戦いを私は「主観VS客観」と考えています。(次回詳しい記事を書きます)

批判的思考→批評的思考へ

 ここからが私の主張です!

 皆さん、日本の近代批評を確立した小林秀雄をご存じですか?

例えばボオドレエルの文芸批評を前にして、船が波に掬われるように、先鋭な解析と溌溂たる感受性の運動に私が浚われてしまうという事である。この時、彼の魔術に憑かれつつも、私が正しく眺めるものは、嗜好の形式でもなく尺度の形式でもなく無双の情熱の形式をとった彼の夢だ。それは正しく批評ではあるがまた彼の独白でもある。人は如何にして批評というものと自意識というものとを区別し得よう。彼の批評の魔力は、彼が批評するとは自覚する事である事を明瞭に悟った点に存する。批評の対象が己れであること他人であるとは一つの事であって二つの事ではない。批評とは竟に己れの夢を懐疑的に語ることではないか!

(「様々なる意匠」『小林秀雄初期文芸論集』岩波文書)

小林秀雄は、「批評は芸術家がつかみとった生の直観に哲学的な思索を加えて自己を表現する手段である。」としました。

ここから、芸術家の作品を通して自己の思想を表現する文学形式ー近代批評ーを確立したのです。

 小林秀雄が、文芸に対してあてはめた批評を実生活に応用しましょう。

 他人の意見を批判するだけでなく、加えて自分の意見or解決策を述べることができれば良いような気がします。

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