ゲド戦記【映画感想・評価・レビュー・あらすじ】~テルーの唄や生きる意味について深読み~

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「一生に一度は、映画館でジブリを。」ということでゲド戦記を鑑賞してきました!

『ゲド戦記』 特報【6月26日(金)上映開始】

こちらの映画は宮崎駿監督の息子宮崎吾朗監督作品です。

原作はアーシュラ・K・ル=グウィンによって英語で書かれ、1968年から2001年にかけて出版されたファンタジー小説です。

あらすじ

世界の均衡を失いつつある世界で、巨大な国の王子であるアレンも、心の均衡を失い、父親を殺してしまいます。国を捨てて逃げている途中で、賢者ハイタカに命を助けられ、世界に異変を起こしている災いの元を探す旅に2人は出ることになります。

旅の途中で止まったハイタカの友達のテナーの家でアレンは、顔の半分が赤いテルーという女の子に出会い、最初は嫌われるも徐々に仲良くなっていきます。

永遠の命を望むハイタカの敵・クモに、アレンが利用され、さらにハイタカとテナーを人質に取られたテルーは、アレンたちを助けるべく動き出します。

https://gakujo.iess.niigata-u.ac.jp/campusweb/campusportal.do?page=main&tabId=enより

 

 

 

ことばは沈黙に
光は闇に
生は死の中にこそ
あるものなれ
飛翔せる夕方のタカの
虚空にこそ
輝ける如くに
『エアの創造』

 

 

 

 

 

以下ネタバレです!

映画感想

ジブリ映画らしい多くを語らない作品

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そのかわり、好き嫌いが真っ二つになりそう・・・

ジブリ映画の中で異質なゲド戦記は、竜と人間or竜同士のアクション映画だと思ってみるとちょっぴりがっかりしてしまうかも・・・

なぜアレンは父を殺したのか

映画の冒頭で龍同士の争い(世界の均衡が壊れているメタファー?)があるように世界が悪しき方向に向かっている世界で王をしているアレンの父。

よき王なのですがアレンに殺され、魔法で鍛えられた剣を奪われてしまいます。

映画内では触れられていませんが、心の不安(闇)が大きくなっているアレンにとって偉大な父親は、自分に対する大きな負担や過剰な圧力を感じる存在であり、逃れるために殺したのでは?と考えられます。

テルーの顔をみてハイタカが驚いたわけ

こちらも直接語られていませんが、ラストシーンでテルーが龍になったので・・・ テルーの中に龍の存在を認めたからでしょう。

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龍は長らく人間と疎遠だったことから、テルーが極度の人嫌いなのも説明つきますね!

「テルーの唄」手嶌葵 谷山浩子(作曲者)歌詞付き

劇中でテルーが歌う「テルーの唄」は人間の中に孤独に存在する「龍」であることを歌っているのかも!

夕闇迫る雲の上
いつも一羽で飛んでいる
鷹はきっと悲しかろう
音も途絶えた風の中
空を掴んだその翼
休めることはできなくて

心を何にたとえよう
鷹のようなこの心
心を何にたとえよう
空を舞うよな悲しさを

ハイタカは不老不死を目指したのか?

この謎は、クモがアレンを引き込むためについた嘘だとも考えられます。

しかし真実だとしたらなぜなのか?

調和を乱す原因である生と死の扉をこじ開けるクモに対抗するためだと考えるのが妥当です。

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長らく対抗するために行っていた旅が、クモが死んだことで終了したので「ゲド(ハイタカの真の名)戦記」と名付けたのかな?

※主人公より脇役っぽい立ち位置のハイタカの名前が主題になっている理由がこれかなと思っていたけど原作の段階から「ゲド戦記」らしいです。

龍=自然

「人間は際限のない欲望のため世界を破壊し続けている。」

 

龍であるテルーと、典型的な人間像である欲望(心の中の闇)に苦しむアレンが最後に仲良くなる点は、自然との和解を意味している気がします。

こう考えれば、ラストシーンで空を舞う数体の龍を見てテルーが笑みを浮かべる場面は人間と自然の協調を意味しています。

人間は他者のためそして他者によって生きるのである

ゲド戦記は一貫して「命の有限さは苦痛でありながら神からの恩恵である」という考えがあります。

アレンはこの苦痛に耐えられず不老不死に手を伸ばします。

しかし「死を恐れることは生きることを恐れることだ。」と言われます。

 

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唯一、死だけが確実な世界で「良く生きる」にはどうすべきか?

 

その答えが、生きられるのは他者がいるからで、生きる目的は他者を生かすことであるというものです。

私たちは「自分さえよければそれでよい」と考え、他者によって生かされていることに気づきません。

勿論、他者のために何かするなんてこともあまりありません。

このサイクルが崩れた世界が今の世界・・・なのかもしれません。

ゲド戦記は酷評が・・・

ゲド戦記は他のジブリ映画より酷評が多いイメージがあります。

ゲド戦記Wiki - ジブリ映画「ゲド戦記」に対する原作者のコメント全文

実際、作者アーシュラ・K・ル=グウィンさんからも良い印象を持たれていないようです。

 

「ええ、あれはわたしの本ではなく、あなたの映画です。いい映画でした」

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このコメントから全て察せる・・・

 

個人的には好きですが、原作を読んだら意見が変わりそう・・・ 今度原作を読んでみます。

 

映画をプレゼンテーションで!~「ゲド戦記」のあらすじ、結末など~
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ということで今回は以上です!

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