華氏(かし)119【映画感想・評価・レビュー・あらすじ・考察】

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マイケル・ムーアがトランプ大統領を題材にした『華氏119』予告編
映画『華氏119』公式サイト
マイケル・ムーア砲、トランプ直撃。マイケル・ムーア監督最新作 緊急公開決定!! 11月2日(金)TOHOシネマズ シャンテ他にて|映画『華氏119』公式サイト

マイケルムーア監督作品「華氏119」について書いていきます!

あらすじ

アメリカの銃社会に風穴を開けた「ボウリング・フォー・コロンバイン」や医療問題を取り上げた「シッコ」など、巨大な権力に対してもアポなし突撃取材を敢行するスタイルで知られるドキュメンタリー監督のマイケル・ムーアが、アメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・トランプを題材に手がけたドキュメンタリー。タイトルの「華氏119(原題:Fahrenheit 11/9)」は、トランプの大統領当選が確定し、勝利宣言をした2016年11月9日に由来。ムーア監督の代表作であり、当時のジョージ・W・ブッシュ政権を痛烈に批判した「華氏911(Fahrenheit 9/11)」に呼応するものになっている。16年の大統領選の最中からトランプ当選の警告を発していたムーア監督は、トランプ大統領を取材するうちに、どんなスキャンダルが起こってもトランプが大統領の座から降りなくてもすむように仕組まれているということを確信し、トランプ大統領を「悪の天才」と称する。今作では、トランプ・ファミリー崩壊につながるというネタも暴露しながら、トランプを当選させたアメリカ社会にメスを入れる。

 

以下、本編に触れていきます!

左寄りなリベラルな国「アメリカ」

トランプ大統領は右翼(保守主義)な言動や行動が多いです。

しかし、そんな人物を大統領にえらんだアメリカという国家は左翼(革新派)だそうです。

中絶に賛成71%

男女同一賃金に賛成82%

環境法の強化に賛成74%

マリファナ合法化賛成61%

最低賃金値上げ61%

国民皆保険賛成70%

大学無償化に賛成60%

労働組合を支持62%

軍事費削減に賛成61%

メガバンク解体に賛成58%

銃不所持率78%

移民受け入れに賛成75%

本編より

トランプ大統領を生み出すウンザリ感

保守的な人物をリーダーにしてしまうのは大衆のうんざり感だといいます。

その元凶は支配者層の問題と選挙制度の問題だそうです。

支配者層の問題

リベラルな人々が多いアメリカが保守的なリーダーを生み出したのは支配者層に問題があるとしています。

その例として挙げられているのがミシガン州ジェネシー群の都市フリントでの水汚染問題です。

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ちなみにマイケルムーア監督はフリント出身です

鉛の波紋──アメリカ史上最悪の水汚染公害から住民を守った科学者
2015年から深刻な水汚染の被害が起きた米国・ミシガン州フリント。行政が機能しないなか、収まることのないこの問題の解決に立ち上がったのは、環境エンジニアのマーク・エドワーズと学生たち、そして地域住民だった。公害から住民を守るために、すべての都市が、いま学ぶべきこと。

財政難に苦しむフリント市では2014年、コスト削減対策の一環として共和党のリック・スナイダー州知事が、市の水道水の水源をフリント川に変更。その後、水道水の鉛汚染が始まりました。

実はこのスナイダー州知事はパソコン会社「Gateway」の元会長であり、わざわざ水源変更のため公共のパイプと同じ経路に新たなパイプを敷いたのです。

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しかも民営化。つまり支配者層が儲かるようになっている

住民に基準値を超える鉛を含んだ水を供給し続け、その事実を隠蔽したこの事件はアメリカの支配者層の腐敗を顕著に示すものです。

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体内に鉛を大量に取り込むとレジオネラ病に・・・

その後、当時大統領だったオバマ大統領がフリントに訪問し民衆の前でフリントの水を飲むパフォーマンスを行いました。

ですが、実際は飲んでいなかったのです。

問題を解決してくれると期待していたオバマ大統領がこんなだとは・・・

 

共和党は支配者層が支持基盤で、民主党は中間層が支持基盤でしたが民主党の支持層が支配者層に変化した結果、中間層以下の人々にとって不利な政策が増えてしまったです。

選挙制度の問題

ヒラリークリントンさんは、総得票数はトランプ大統領より多かったですが投票人が少なかったため落選してしまいました。

アメリカ大統領選挙で「選挙人」がはじまった理由(2/3)
しょぼんアメリカの大統領選挙が「選挙人」制度な理由を紹介するよ!選挙人制度とは?しょぼん選挙人制度ってなんだっけ?モナー大統領選挙において、国民 ↓(選ぶ)選挙人 ↓(選ぶ)大統領という風に、...

選挙人制度は奴隷制の名残だと劇中でのべられていました。

※奴隷を非奴隷一人に対し、3/5人とカウント

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総得票数が多いのに大統領にならないなんて・・・

しかし真の問題はここではないのです。

民主党の大統領候補はヒラリークリントン氏のほかにバーニーサンダース氏がいました。

実はサンダース氏はクリントン氏より予備選の結果が良かったのです。しかし、特別代議員がクリントン氏に投票したため民主党の大統領候補はヒラリークリントン氏になりました。

【米大統領選】特別代議員制度の改正、民主党結束とサンダース支持者の糾合狙うも…
【フィラデルフィア=青木伸行】米民主党が特別代議員制度を改正することを決めたのには、バーニー・サンダース上院議員がかねてより、この制度を「不公平だ」と批判し廃止…
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あの民主党が国民の意志を無視した!

政策が支配者寄りになり、選挙に民意が反映されなくなり、民衆のうんざり感が大きくなりました。

これがトランプ大統領誕生のトリックだそうです。

独裁者が成功するのは・・・

独裁者が成功するのは膨大な数の民衆がうんざりし諦めた時。

有能な観察者が専制の兆候を見るのは美辞麗句や気高いフレーズがのべられる時であり

共同体が専制に傾くとき礼儀にかけ、人種差別をする一団が台頭する。

 

 

悪は動きの鈍い生物だが巨大な恐怖と合体したら手遅れだ。

僕らは気休めを言い過ぎた。

憲法が守ってくれると。

選挙が盾になると。

特別検察官がいると。

弾劾制度があると。

希望を持ち続けた。

でも僕らを殺したのは希望だ。

希望はあこがれで受け身で安らぎだ。

だが必要なのは安らぎじゃない。行動だ。

本編より

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