インターステラー 【映画感想・評価・レビュー・あらすじ・考察】

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今回はクリストファーノーラン監督作品「インターステラー」について書いていきます!

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量子論や特異点、ブラックホールなど結構難しい内容だけど・・・ それだけじゃない!

 

映画『インターステラー』予告編

あらすじ

劇的な環境変化によって、砂ぼこりが吹き荒れ、農作物は枯渇し、深刻な食糧不足に見舞われ・・・ 地球の寿命は月欠けていた。

アメリカ中部の田舎町で義父ドナルド(ジョン・リスゴー)とともにトウモロコシ栽培を営むクーパー(マシュー・マコノヒー)の家では、不可解な現象が起きていた。10歳の娘マーフ(マッケンジ―・フォイ)の部屋の棚から本がひとりでに落ちたり、吹き込んだ砂埃が異様な模様を描くように整列していたのだ。「幽霊の仕業」という妹を、5歳上の兄トム(ティモシー・シャラメ)は鼻で笑うが、原因は分からなかった。

元パイロット兼エンジニアで科学に強いクーパーは、娘の学習を兼ねて根気強く検証を重ねた結果、砂の模様がある座標を表すバイナリ信号(バイナリとは二進法を表し、コンピュータが直接理解・実行できる信号の事)だと突き止める。座標が示す土地へと車を走らせる父娘。彼らが辿り着いた先は、謎の秘密施設だった。

一方でNASAでは10年前から、この地球規模の危機から人類を救い出すために「ラザロ計画」と呼ばれる宇宙探査プロジェクトが、水面下で推し進められていた。死にゆく地球をあきらめて、人類が居住可能な惑星を探すーープロジェクトの中心人物であるブラント教授(マイケル・ケイン)が提唱する”土星周辺のワームホールを利用して超光速で航行する”という理論をもとに、すでに12名の宇宙飛行士たちを前人未到の未開の地へと向かわせていたのだった。

そんななか、マン博士、生物学者ローラ・ミラー、素粒子物理学者ウルフ・エドマンズの三名から新惑星発見の連絡が入る。彼らのもとへ新たな宇宙探査クルーを送り出すことを決めたNASAは、教授の娘アメリア(アン・ハサウェイ)、ドイル(ウェス・ベントリー)、ロミリー(デヴィッド・ジャーシー)を選抜したが、経験豊富なパイロットだけ見つけ出せずにいた。

謎の秘密基地に迷い込んだクーパーは、マーフと引き離され、元軍用ロボットTARSに身柄を拘束されていた。「娘を返せ」と訴える彼の目の前に現れたのは、何と現役時代の恩師ブランド教授だった。そこがNASAの極秘プロジェクトの基地であることを理解したクーパーに、教授はプロジェクトへの参加を打診。いまだ空への夢を捨てきれていないクーパーは幼い子供たちを思い、悩みぬいた末に、宇宙への壮大な旅にでることを決意する。

出発の朝、砂の模様はモールス信号で”STAY”と伝えていると、父を引き留めようとするマーフ。しかしクーパーは、後ろ髪を引かれつつも家を後にするのだった。

果たして、宇宙探査クルーは、宇宙の彼方で待つ先発組と合流できるのか?そして、この史上最も重要な使命を全うし、人類を救う新天地を見つけ出せるのか?さらにクーパーは、愛する子供たちと無事再会できるのだろうか?

インターステラーパンフレット P.11 STORYより

専門用語おさらい

今作には様々な専門用語が出てきます。という事で簡単にまとめてみました!

・特異点

数値が不規則に変化する点。力の向きが不規則に変わったりする。

・量子論

物理法則を全く無視した運動をする量子(物理量の最小単位)を研究。

観測しなければ形状が「波」なのに、観測すると「粒」になってしまう。

またどんなに離れていても、量子同士は一瞬で同期可能。(この特性を使うのが量子コンピュータ)

・相対性理論

光速度不変の原理(どこで測っても光の速度は変わらないとする原理)をもとに計算すると時間は相対的で、はやく動けば動くほど周りの時間は遅くなる。また、物体も早く動くほど重くなる。

劇中だと、惑星の重力の大きさによって時間の流れが変化している。

・マーフィの法則

娘の名でもある「マーフィ」。

この法則を唱えたジョゼフ・マーフィ博士は「人生には永久不滅の法則がある。それは『あなたがあきらめてしまわない限り、奇跡は必ず現実になることである』(人生の黄金律)と述べた。

劇中では「起こりうることは起こる」と表されている。

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ほかにも映画内で重力は時間や空間を超えるなどと述べられています!

ディラン・トマスの詩

ブランド教授の名ゼリフはディラン・トマスの詩「Do not go gentle into that good night」だそうです。

以下、前文を載せます!

Do not go gentle into that good night,
Old age should burn and rave at close of day;
Rage, rage against the dying of the light.

Though wise men at their end know dark is right,
Because their words had forked no lightning they
Do not go gentle into that good night.

Good men, the last wave by, crying how bright
Their frail deeds might have danced in a green bay,
Rage, rage against the dying of the light.

Wild men who caught and sang the sun in flight,
And learn, too late, they grieved it on its way,
Do not go gentle into that good night.

Grave men, near death, who see with blinding sight
Blind eyes could blaze like meteors and be gay,
Rage, rage against the dying of the light.

And you, my father, there on the sad height,
Curse, bless, me now with your fierce tears, I pray.
Do not go gentle into that good night.
Rage, rage against the dying of the light.

 

穏やかな夜に身を任せるな

老いても怒りを燃やせ 終わりゆく日に

怒れ 怒れ 消えゆく光に

死の淵で賢人は闇が正しいと知る

彼らの言葉は稲妻を裂けなかった

穏やかな夜に身を任せるな

怒れ 怒れ 消えゆく光に

愛は世界を救う

さぁ、いよいよ内容に踏み込んでいきます。

どこかで聞いたことのある題名ですが、「インターステラー」を一言で表すならこれで決まりです。

クーパーは当初、子ども達が生きている間に帰ってきたいと思っていました。

これを、氷で閉ざされた惑星で出会ったマン博士に「感情(愛など)は個人の域を出ない」と言われてしまいます。

その言葉があったからなのか、クーパーは人類全体のために自身を犠牲にしてブラックホールの特異点に飛び込み、ブラントをエドマンズのいる惑星に送ります。

その後、未来の人類(五次元の世界にいて、時間も物理的に操れる)が作った時間を超越し、そのうえマーフィの部屋につながっている空間に到着します。

娘への愛が世界を救う瞬間です。

また、マン博士とエドマンズのいる惑星どちらを選ぶか決める場面で、エドマンズがこのように言っています。

 

「愛は高次元を超える 時間も空間も超える」

 

ただの「愛」ではなく、時間や空間といった科学的事象をも愛が超えると定義づけたことで普通ではない愛の物語になっています。

 

 

ということで今回は以上です!

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