ストーカー【映画感想・評価・レビュー・あらすじ・考察】

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今回はタルコフスキーの映画「ストーカー」についてちょちょいと書いていきます!

 

あらすじ

隕石でも落ちたのか。

大地に突然現れた空間<ゾーン>。

そこには鉄条網が張られ、警備隊が配備されている。

しかし、<ゾーン>には願掛けの<部屋>があると言われていたため、禁を犯して<ゾーン>に入り込もうとする人々がいた。

彼らを<部屋>に案内するのは<ストーカー(密猟者)>と呼ばれる部屋案内人だった。

ストーカーは妻と足の不自由な幼い娘の三人家族だった。

そして、妻はストーカーが<ゾーン>に行くことを嫌がっていた。

ある日、作家と科学者を名のる二人の男性が、<部屋>の案内を求めてストーカーの許にやってくる。

<部屋>への道すがら三人は、<部屋>や<ゾーン>について論じあう。

パンフレットP.19より

解説

タルコフスキーの名を世界映画史に刻印した作品である。

SF愛好者なら知らぬ人のいないストルガツキ―兄弟が、自らの原作をもとに脚本も執筆。

雨、水、火などのタルコフスキー映画に欠かせない要素を駆使して、規制の多いソビエト社会の暗喩と、そこに生きる人々の苦悩と未来への希望を描く。

パンフレットP.19より

キャスト

原作:「路傍のピクニック」(ストルガツキ―兄弟 著)

1980年カンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員賞

1983年ファンタスポルト映画祭観客審査員賞

1979年/163分

 

ストーカー:アレクサンドル・カイダノフスキー

ストーカーの妻:アリーサ・フレインドリフ

作家:アナトーリー・ソロニーツィン

教授:ニコライ・グリニコ

 

アンドレイ・タルコフスキーとは

1986年、54歳で肺ガンによりパリで客死。

亡命により自由を得てから僅か2年のことだった。

ロシアの著名な詩人アルセーニイ・タルコフスキーを父としている。

1960年、全ソ国立映画大学卒業制作として作った中編の「ローラーとバイオリン」に始まり、長編監督作品は「ぼくの村は戦場だった」「鏡」「ストーカー」「ノスタルジア」「サクリファイス」の7本。

水、雨、光など自然のイメージを駆使し哲学的・宗教的なテーマを追求し、映像の詩人と呼ばれている。

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内容を考察

まず言いたいのが・・・

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意味わからん!

内容自体はストーカーが教授と作家の二人を<部屋>へと連れていくロードムービーなんですが展開の単調さや時々語りだす哲学・詩的会話についていけないことが多々ありました・・・

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印象としては、景色だけが変わる哲学対談みたいな感じ

見てる時は全く分からないけど家に帰ってゆっくり考えることでじわじわ理解できるタイプの映画でした。

そんなじわじわと理解した(!?)部分を書いていきます!

 

ゾーンは何のメタファーなのか?

<ゾーン>ができた理由は最後まで分かりません。

ですがやっぱりなにかのメタファーになってるはずです。

そのヒントとなるのが後半で教授が<部屋>を破壊しようとするシーンです。

 

世界に希望は残されていません。

ここだけが希望を抱ける場所なのです。

どうして破壊するんですか?

 

これに対して教授は「世界中のありとあらゆる人がやってきて世界がおかしくなってしまう」というニュアンスのことを言います。

 

ここから分かるのが<ゾーン>は心のよりどころ、宗教的に言えば神の存在を意味してると言えます。

私たちは希望や夢をかなえるには何かを信じたくなります。

それが具現化したのが<ゾーン>です。

 

部屋に入ることを拒否した作家

何でも叶う<部屋>を目の前にした両者は結局入ることはありませんでした。

特に作家は強く拒否しました。

それはなぜなのか。

劇中で名前だけ出てくる弟を生き返らせるつもりで部屋に入った結果お金持ちになったヤマアラシの話から分かる通り、彼は自分の本当の欲望を知って絶望したくないからだと言っていました。

 

これをもっと哲学的に捉えてみると・・・

・絶望しているからこそ希望や夢を持てるのであり、それを手にした瞬間世界がつまらなくなる(生きる価値がなくなる)

・欲望は真の自分の生き写し

だと言えます。

つまり希望は手にするべきではなく、<部屋>というベールに包まれた状態にいること自体に価値があるんです。

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だからすぐそこに目的地があるのに遠回りしたり後戻りするのを禁止していたのかも・・・

 

ストーカーとは何か?

次はそもそもストーカーとは何を意味するのか?という点です。

ストーカーは私利私欲に走らず、自らは<部屋>に入ることはしません。

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娘の足が悪いのは、自分の特権を受け継がせない(=ストーカーの継承)ことを意味してる?

実はストーカーは原作者や監督のメタファーなのかな?と思っています。

ありきたりな言葉で言えば、金ではなく他人のために行動するといったところでしょうか。

ストーカーで伝えたいことを伝える役割である自分たちはこういった思いで映画を作ったんだ!と伝えているのかも・・・

 

まだ残される謎の数々

ここまでいくつか自分なりの解釈を書いてきましたが、まだ残された謎があります。

それが・・・

・<部屋>にたどり着けなかった人達が死んだ理由

・犬が意味する事

・ラストシーンの娘が見せた超能力

 

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また三時間近く謎に包まれてこようかな

 

 

 

ということで今回は以上です!

 

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